【第11回】実際にどれを買えばいいの?新NISAで初心者が選ぶべき「2つの王道商品」
前回は、スマホ代などの固定費の見直しや先取り貯蓄を使って、無理なく投資の資金を生み出すコツをお話ししました。
「お金の準備はできた!NISAの箱も理解した!……で、結局どれを買えばいいの?」 今回は、そんな疑問にお答えすべく、世界中のプロや先輩投資家たちが「初心者におすすめ」とよく口にする2つの王道お弁当(インデックスファンド)の考え方をご紹介します。
王道その①:これ一冊で世界丸ごと!「全世界株式(オール・カントリー)」

通称「オルカン」と呼ばれる、今日本で非常に人気のある定番のジャンルです。
これは一言でいうと、「地球全体の経済に丸ごと投資する幕の内弁当」です。 これひとつ買うだけで、アメリカ、日本、ヨーロッパ、そしてこれから伸びていく国々(インドや新興国など)の、合計約3,000以上もの超一流企業に少しずつバラバラに投資したことになります。
- どんな人におすすめと言われている?
- 特定の国だけでなく、世界全体に広く分散して手堅く投資したい人
- 20年、30年後に「どこの国が一番勝っているか」を予想するのが面倒な人
世界全体の人口が増え、経済が大きくなれば、あなたの資産も一緒に育っていくことが期待できます。「なるべくほったらかしで投資をしたい」という方にとって、非常に有力な選択肢の一つと言われています。
王道その②:最強の経済大国に期待する!「米国株式(S&P500)」

こちらもオルカンと人気を二分する、超有名なジャンルです。 「アメリカを代表するトップ企業500社を詰め込んだ幕の内弁当」です。
中身は、みなさんも毎日使っているApple、Google、Amazon、Microsoftなど、世界を引っ張る超エリート企業ばかり。
実は、先ほど紹介した「オルカン」も、中身の約6割はアメリカの企業が占めています。それなら「これまでも大きく成長してきたし、これからも世界をリードし続けるであろうアメリカだけに集中して投資しよう!」と考える投資家に人気なのが、このS&P500です。
- どんな人におすすめと言われている?
- 世界をリードするアメリカ企業の成長力に期待したい人
- オルカンよりも、もう少し攻めて「より高いリターン」を狙いたい人
結局、どっちを選べばいいの?

「オルカン」と「S&P500」、どちらも素晴らしい仕組みなので、ご自身の考え方に合った方を選ぶのが正解です。過去のデータを見ると、どちらも長期的に成長してきた実績があります。
迷ったら、こんな風に考えてみてください。
- 「アメリカ一本に絞るのはちょっとハラハラするな。やっぱり世界全体に広く分散して安心したい!」 👉 全世界株式(オルカン)
- 「いやいや、やっぱり世界最強のアメリカ経済の強さに乗っかりたい!」 👉 米国株式(S&P500)
【超重要】お弁当を選ぶときの「鉄則」 そして、同じオルカンやS&P500のお弁当(投資信託)を買うにしても、必ずチェックしてほしい「選び方の基準」があります。それは、手数料の安さです。
投資信託には、運用をプロにお任せするための管理費用がかかります。無駄なコストを極限まで省くために、以下の2点を満たすものを選ぶのが先輩投資家たちの鉄則と言われています。
- 買付手数料が無料(ノーロードと呼ばれるもの)
- 信託報酬(管理費用)が業界最安水準のもの
特定の「この商品名を買って!」とは言えませんが、ご自身で探すときはこの「基準」をしっかり見て選んでみてくださいね。
第11回のまとめ
- 初心者が注目するジャンルは、実質「2択」まで絞り込める。
- 世界全体に広く分散して安心を得るなら「全世界株式(オルカン)」。
- 最強の経済大国アメリカの成長に期待するなら「米国株式(S&P500)」。
- どちらを選ぶにしても、「買付手数料が無料」かつ「信託報酬が最安水準」のものを選ぶのが鉄則。
「私はオルカンにしようかな」「僕はS&P500が合ってるかも」と、ご自身の投資スタイルが見えてきたのではないでしょうか。
では、最後にして最大のステップです。 このお弁当を実際に買うためには、どこで、どうやって手続きをすればいいのでしょうか?
次回は最終回! 「銀行の窓口には気をつけてほしい理由」と、スマホで10分でできる「ネット証券の口座開設の手順」を優しくガイドします。実際にスタートラインに立ちましょう!
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を勧誘するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。

