【第6回】投資はギャンブルじゃない!お金を守り、育てる「正しい投資」と「NISA」の基本
前回は、モノの値段が上がりお金の価値が下がってしまう「インフレ」の罠についてお話ししました。銀行にただお金を預けているだけでは、お金の実質的な価値が目減りしてしまうかもしれない、という少しショッキングな内容でしたね。
では、インフレからお金の価値を守り、さらに将来(子どもの教育資金や老後の備えなど)に向けてお金を育てていくにはどうすればいいのでしょうか。
その答えが、「投資(資産運用)」です。
「投資」と「ギャンブル」は全くの別物!

「投資」と聞くと、パソコンの画面にいくつものグラフを映し出して、「今だ!買え!売れ!」とハラハラしながら取引をする……そんなイメージを持っていませんか? 「なんだか難しそうだし、損をしそうで怖い」「ギャンブルみたい」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、それは投資ではなく「投機(とうき)」、つまり短期的なギャンブルに近いものです。
私たちがこれから学んでいく「正しい投資」は、全く違います。 正しい投資とは、「世の中を便利にしてくれる会社や、成長していく社会全体にお金を預け、その成長の果実(利益)を少しずつ分けてもらうこと」です。
誰かが損をして誰かが得をするギャンブルとは違い、社会が豊かになることでみんなで一緒に豊かになっていく「Win-Win」の仕組みなのです。
投資を成功させる最大の味方は「時間」

正しい投資において一番大切なのは、毎日ニュースに張り付いてタイミングを予測することではありません。
一番の味方になってくれるのは「時間」です。
植物の種をまいて、毎日少しずつ水をやり、何年もかけて大きな木に育てていくのを想像してみてください。投資もそれと同じです。少額からでもコツコツと長期間続けることで、少しずつ、でも着実にお金は育っていきます。
特に、子どもが小さいうちから将来の教育資金に向けて準備を始めるような場合、この「時間」という強力な武器を最大限に活かすことができるのです。
初心者の最強の味方!国が用意した「NISA」って?

「よし、長期投資が良いことはわかった!でも、何から始めればいいの?」 そんな完全初心者の方に、真っ先におすすめしたいのが「NISA(ニーサ)」という制度です。
通常、投資で利益(お金が増えた分)が出ると、そこに約20%の税金がかかってしまいます。せっかく10万円増えても、約2万円は国に引かれてしまうのです。
しかし、このNISAという「魔法の箱」の中で投資をすれば、どれだけ利益が出ても税金がゼロ(非課税)になります。増えたお金をまるまる受け取ることができるのです!
これは「国民のみなさん、将来のために自分で資産を作っていくなら、税金はおまけしますよ!」という、国が用意してくれた非常にありがたい制度です。使わない手はありませんよね。
第6回のまとめ
- 「投資」はギャンブルではなく、社会の成長に少しずつ参加すること。
- 正しい投資の最大の味方は「時間」。コツコツ長く続けることが大切。
- これから始めるなら、利益に税金がかからない「NISA」が最強の味方になる。
「投資=怖い」というイメージは、少し和らいだでしょうか? お金を「ただ眠らせておく」のではなく、「社会のために働いてもらい、一緒に成長する」。これが、これからの時代を生き抜くための大切なお金の考え方です。
次回はNISAについてより詳しく説明します。

