お金の勉強

【第7回】「NISAをください!」は間違い?投資の中身「株式」と「債券」を知ろう

miekenkosodate

前回は、利益に税金がかからない最強の投資制度「NISA(ニーサ)」についてお話ししました。

これを聞いて、「よし!じゃあ銀行に行って『NISA』を一つ買おう!」と思った方、ちょっと待ってください!実はそれ、初心者の方が一番やりがちな勘違いなんです。

NISAは「商品」ではなく「魔法の箱」

スーパーで「お弁当箱」を買っても、中身の卵焼きやハンバーグは入っていませんよね。自分で好きなおかずを詰めてはじめて、お弁当が完成します。

NISAもそれと全く同じです。 NISAとは、あくまで「この中に入れた投資の利益は、税金ゼロにしますよ」という『魔法の箱』の名前であって、投資する商品の名前ではありません。

では、私たちがNISAという箱の中に詰める「おかず(投資商品)」には、どんな種類があるのでしょうか? 基本となる2つの大きな柱、それが「債券(さいけん)」「株式(かぶしき)」です。

① 手堅くコツコツ「債券(さいけん)」

債券とは、一言でいうと「お金の貸し借り(借用書)」のことです。

例えば、国や大きな会社が「道路を作りたい」「新しい工場を建てたい」という時、私たちからお金を借ります。その代わりに「〇年後に、少し利息(おまけ)をつけて絶対にお返しします」という約束の証明書をくれます。これが債券です。

  • メリット: 約束の日が来れば、基本的に貸したお金+利息が確実に戻ってくるので安心・安全(低リスク)
  • デメリット: おまけ(利息)はほんの少しなので、大きく増えることはない(低リターン)

「絶対に減らしたくない!」という手堅いおかずが、この債券です。

② 一緒に成長してリターンを狙う「株式(かぶしき)」

株式とは、会社に「お金を出して、共同オーナーになること」です。

「この会社が作るベビー用品、すごく便利だからもっと成長しそう!応援しよう!」と思って会社にお金を出すと、その証明として「株」がもらえます。 会社がそのお金を使って大成功し、利益が出れば、オーナーである私たちにもその利益が還元(配当金や株価の値上がり)されます。

  • メリット: 会社が急成長すれば、出したお金が2倍、3倍に大きく増える可能性がある(高リターン)
  • デメリット: もし会社が失敗したり倒産したりすると、出したお金が減ったりゼロになる危険がある(高リスク)

「社会と一緒に大きく育てたい!」という、少しスパイスの効いたメインのおかずが、株式です。

第7回のまとめ

  • NISAは「商品」ではなく、税金がゼロになる「魔法の箱」。
  • 箱の中に入れるおかずの基本は「債券」と「株式」。
  • 「債券」は、お金を貸すこと。低リスク・低リターン。
  • 「株式」は、会社を応援(オーナーになる)こと。高リスク・高リターン。

「なるほど、中身を選ぶ必要があるんだな。大きく増やすなら株式に挑戦してみたいけど、もしその会社が倒産したらゼロになっちゃうんでしょ?それはやっぱり怖い…」

そうですよね。たった1つの会社に大切な貯金を全額注ぎ込むのは、ただのギャンブルです。 でも安心してください。次回は、その「会社が倒産したらどうしよう」という不安を完全に解決してくれる、初心者のための最強の投資商品「投資信託(インデックスファンド)」の正体について解説します!

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