資産形成応援⭐【第1回】お金の正体、1万円札や100円玉そのものには「価値がない」って本当?
「今日からお金の勉強を始めよう!」 そう思ったあなたに、いきなりですがちょっと衝撃的な質問です。
あなたのお財布に入っている1万円札。 実は、あの紙そのものには「1万円の価値はない」ということをご存知ですか?
1万円札の本当の値段(原価)

1万円札は、特殊なインクや紙を使って非常に精巧に作られていますが、実は1枚作るのにかかるコスト(原価)は約20円程度だと言われています。
つまり、物質としての価値は「20円のただの紙切れ」なのです。100円玉などの硬貨も同じで、溶かして金属に戻したところで、その金額と同じ価値にはなりません。
では、なぜ私たちはその「20円の紙切れ」をありがたくお財布に入れ、1万円分の買い物をすることができるのでしょうか?
無人島に1億円を持っていったら?

お金の正体を考える上で、もう一つ想像してみてください。
もしあなたが、誰もいない無人島にポツンと取り残されたとします。 手元には「現金1億円の入ったアタッシュケース」があります。
この1億円、無人島で何の役に立つでしょうか?
喉が渇いても水は買えません。お腹が空いてもパンは買えません。 夜になって寒くなったら、もしかすると1万円札を燃やして暖をとる(焚き火の燃料にする)くらいしか使い道がないかもしれません。
そう、お金は「使う場所」と「交換してくれる相手」がいなければ、ただの紙切れや金属の塊になってしまうのです。
お金の正体は「みんなの信用」で作られた「交換チケット」

お金そのものに価値がないのなら、お金の正体とは一体何なのでしょうか?
それは、「交換チケット」です。
日本中の人が、「この紙切れを渡せば、1万円分の美味しいご飯や、便利なサービスと交換してもらえる」と「信用」しているからこそ、お金は価値を持ちます。
私たちが本当に欲しいのは、1万円札という「紙」ではなく、その1万円で交換できる「美味しいお肉」だったり「家族でいく楽しい旅行」だったりしますよね。
お金は、何かと「交換」してはじめて本当の価値を発揮します。
第1回のまとめ
- 1万円札の原価は約20円。お金そのものには価値がない。
- 無人島ではお金は役に立たない。
- お金の正体は、欲しいものと交換できる「便利なチケット」。
「ただの紙切れ」であるお金を、私たちは普段どうやって手に入れ、どんなふうに使っているのでしょうか。 お金がただの紙切れなら、昔の人はどうやって買い物をしていたのでしょうか?
次回は、お金がなかった時代の「ちょっと不便な生活」と、お金が生まれたルーツについてタイムスリップして覗いてみましょう!


